M女みなみ☆変態日記

2021/02/24

調教22回目　その2

ご主人さまはついに全頭マスクを手に取りました。どんな顔をすればいいのかわからなくて俯いてしまいます。
「これはもう取っておこうね。皮剥けちゃうから」
ふいに乳首のクリップを外されました。
「むぅうーー！」
痛みで身体をブルブル揺すります。ご主人さまは意に介さず、口枷も外してポイッと放り投げました。
全頭マスク…人に被せられるのは初めてです…
「小さくない？これ。被れる？」
「大丈夫…」
確かに私がオナニーで使ってるマスクよりきついみたいです。ご主人さまはマスクの首の部分をギュッと拡げながら頭に被せました。
「あ、いけた…」
グイグイ下に引っ張って口の位置を合わせます。鼻や顎がフィットするように縫製されてて、息はできるけどいつもより苦しいです。
部屋の灯りがついてるのはなんとなくわかるけど、他は何も見えない。
「…いいねぇ」
ため息混じりの低い声が聞こえました。
「あぁぁ…」
恥ずかしくて、惨めで、不安で、見えないのに頭を動かしてご主人さまのいる場所を探そうとしてしまいます。
少し離れたところからシャッター音が聞こえました。そんなに撮る？っていうくらい、何度も何度も。



それからバイブを突っ込まれ、かき回されました。
「うっ、おぉ…ぁ…がぁ…」
「気持ちいいのか？」
「あふぅ…ぎっ…」
「気持ちいいです、は？」
「ぎもぢぃっ、れす…ぎもぢいぃです…うぐぉ…」
乳首を舐め回され、ビクン！と身体が跳ねます。
「イッ、グゥ…イグぅぅ…！」
おまんこの奥をゴリゴリされて、全身を硬直させながらイキました。イッても止めてもらえません。手首が痛い、腕が痛い。乳首は気持ちいい。子宮は焼け付いてるみたいに熱くて、気持ちいいのを通り越してしまってます。暗いはずの視界が白く見えてきました。
何より、おぞましい姿で無様にイキ続ける様子を世界一好きな人に見られていると思うと、感情がぐちゃぐちゃにかき乱されます。
ご主人さまは何を思いながら私を見てるんだろう。
「あ゛ぁ゛ー…ぅあ゛ーー…」
口から出るのは獣みたいな鳴き声と涎だけ。
痛い…苦しい…辛い…もう許してください…
ご主人さま……

バイブが抜かれて、振動音が消えました。
「あ゛ぅ…ん」
磔台にぶら下がった身体がふいに持ち上がり、開きっぱなしだった唇に温かくて柔らかいものが触れました。
ご主人さまのキスでした。
強く強く抱きしめられて、背中や腰やお尻、太ももの肉を掴むように撫で擦られました。
温かい。
「愛してる…みなみ、愛してる…」
切羽詰まったような、でも優しい声が脳を包み込みました。
しばし呆然とした後にじわじわと幸せがこみ上げてきました。
全頭マスクは自分の人格を奪うアイテムだと思っていました。自分であることを忘れて、快楽のことしか考えられない肉塊になるために被るものでした。
でも、ご主人さまはこんな醜い姿で狂う私を愛おしいと思ってくれるのですね。メス豚や奴隷ではなく、「みなみ」として扱ってくれるのですね。
「はぁ…はは…」
マスクの下で満面の笑みを浮かべ、舌を伸ばします。ご主人さまの舌がまた絡みついてきます。
あのときの気持ちをどう表現したらいいか色々考えてましたが、うまく言葉にできません。
いつも幸せだと思ってるけど、まだ知らない幸せがあったんたなあ。

続きます。